祖父の誕生日

私には、尊敬する亡き祖父がいて、
昨日は祖父の誕生日だった。

私の育ての親は亡き祖父母で、
実家のトイレがボットン便所の頃から祖父と一緒に寝ていた。
余談だけれど、真夜中にトイレに起きるのが怖くて怖くて(笑)
家の中にトイレがない子ども時代、そりゃもう怖くて怖くて(笑)

祖父は、職人でもあり、社長でもあった。
賢くて、何でも出来てしまう人だった。

私は、祖父のことが大好きだったし、
今でも祖父に会いたいなぁと思う時がある。

もう祖父が亡くなって今年で18年になる。

あんなにキラキラしていた記憶も薄くなって、
段々と声も思い出せなくなっている。
もし、今でも一日だけ戻れるなら、
子ども達が生まれた時でもなく、夫と出会ったばかりでもなく、
祖父が生きていたあの頃に戻りたいと思ってしまう。

祖父の誕生日に、何かをするでもなく、
「じいちゃんの誕生日だなぁ」
とぼんやり思うだけなのだけれど。

思い出になることが悪いわけではない。
忘れてしまうことがダメなのではない。


記憶の中の祖父は、沢山のことを教えてくれたので、
その思い出は、思い出さなくても、
自分の何かになって、
それが誰かの何かの役に立っているのだと思う。

そんなことを考えた、祖父の誕生日。